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ミステリーをラストから読む義母を許せない件

ドキドキしたい!
ハラハラしたい!
そんな時にオススメなのがミステリー小説。
誰が犯人なのか気になって気になって徹夜で読んでいた学生時代。
コイツだったのか!と解った時の快感といったら、カイジが地下王国でビールを飲んだ時のような快感ですよ。
クリスティにハマりドイルにハマり、今は東野圭吾にハマっている美女(みめい)です。
容疑者Xの献身 (文春文庫)

本の読み方

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■目次

 ▶ミステリー小説
 ▶犯人は
 ▶東野圭吾
 ▶まとめ
 

ミステリー小説

刑事コロンボのように最初から犯人が分かっているパターンもあるけれど、謎解きが楽しいというのがミステリー小説じゃない?

私は義母と同居しているんだけど、私がよく読書をしていると「読みたい」と言うのでオススメの小説を見繕って渡していました。

最初に渡したのは「容疑者Xの献身」だったかな。
東野圭吾直木賞を受賞した有名な推理小説です。

「凄く面白かった、良かった」

そんな感想を貰って「秘密」「手紙」などの東野圭吾のオススメをまた読み始める義母。

「泣いたわ」

「秘密」を読んだ義母の感想に私は嬉しくなりました。
私もあれにはやられましたから。
本の趣味が合うというのは、感想を言い合える仲間になるということ。

義母が仲間に加わった!

しかし、ある日義母が渡したばかりの本のラストを読んでいる場面を目撃してしまったのです。

「もうそんなところまで読んだんですか?」

有り得ない、「流星の絆」(やはり東野圭吾)を渡したのは30分前ですから。

「犯人が気になるから」

えぇぇぇっ!

もしかして、今まで渡していたミステリー小説も途中でラストを読んでいたのでしょうか?

「年寄りはハラハラすると心臓に悪いから」

睨む私にそんな言い訳をする義母。

今すぐ心臓を止めてやろうかっ!(爆)

許せんっ!

ミステリー小説はラストまで犯人が分からないから面白いんじゃないかー。
犯人が知りたいなら「怪人二十面相」を読め。
犯人は怪人二十面相よっ!

この義母がミステリー小説の途中で犯人を知ってしまう案件は、すぐに我が家で緊急動議になりました。

犯人は

我が家では本を読まないのは主人だけ。
娘も息子も読書が好きです。

私はすぐに仲間である娘と息子にこの事態を話しました。

許せんっ!

3人で怒っても「昔から犯人は途中でラストを読んで知ることにしている」という義母。

間違っているってば、その読み方。
年寄りだから心臓に悪いって言っていた癖に、嘘だっかんかいっ!

仲間3人の私達に怯まない義母。
手強い!

「ラストのページを黒く塗り潰してから渡しなよ」

と言う息子。

「ラストを破って渡すべき」

と言う娘。

しかし、本を傷つけたくない。

義母に3人で文句を言いながら名案を思い付いたのは、夜中になってからです。

東野圭吾

思い出しました。

東野圭吾のミステリー小説の中には、最後まで犯人を明かさないものがあるんです。

ラストから読んでも犯人が分からない小説です。
東野圭吾、ありがとう。

私と娘と息子はミステリー小説のハラハラドキドキ感を義母に教えたいんです。
あれこそミステリー小説の醍醐味。

ミステリーにも色々なパターンがあるけど、まずはそこから。

最後まで犯人が分からないミステリー小説って凄くない?

東野圭吾は読者に推理をさせる為に書いてくれたんですよ。
よーく読まないと分からないです。

どちらかが彼女を殺した

私が彼を殺した

これです。

ラストから読んでみなさいよっ!という感じ(笑)
というか、じっくり読んでも余程の推理力が無いと犯人が分からない。
超難しいです。

私は先に読んでネットでヒントを漁り、ドヤ顔で息子に「犯人わかった?」って聞いた卑怯者(爆)。
気分良かったな。
娘には、息子と2人でドヤ顔しながら「犯人わかった?」って。

まとめ

義母はその2冊を読んでこう言いました。

「面白かった」

えぇぇぇっ!

感想はそれだけ?
犯人は?

義母は勝手に犯人を予想して自己完結していました。

許せんっ!

私達が犯人について解説しても「そうだったの?」と。

クソーっ!

作戦失敗したので、今は「ジョーカーゲーム」を渡しています。
なにやら夢中で読んでいるので感想が楽しみ。
これは短編の集まりで、どんでん返しまでが短いスパイ小説。

短編がいいかもね。


オホホホ


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