ららの紙モノ屋

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女に心変わりをされたときの男性の対応で未来が変わるかもしれない

心変わりと浮気は違うと思うの。
付き合っている人がいるのに好きな人が出来てしまうって、仕方がないわ。
結婚している場合は問題があるけれど、人の気持ちってうつろいやすいものだし。


恋人同士って、「君だけが好きだよ」「あなただけが好き」なんて言いながら、暫く経つと別れていたりする。


あの時は本当にそういう気持ちだった!


でも、気持ちは変わるのですよ。
だから私は「お互いに別に好きな人ができたら別れよう」と軽く言っていました。


当時の彼氏は「分かった。君が俺以外の男を好きになったら俺はそいつをぶん殴る」と言うようなヤバいやつだったけど。(笑)


ヤバいやつと付き合っていたのに、本当に心変わりをしちゃった美女(みめい)です。
修羅場が待っていました。
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心変わりと浮気は違う

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■目次

 ▶恋人がいるのに告白されて
 ▶心変わり
 ▶修羅場
 ▶まとめ
 

恋人がいるのに告白されて


学生時代、私は遊ぶお金が欲しかったのです。
だからバイトを探しまくりました。
見付けたのは時給1700円のウエイトレスの仕事。


ウエイトレスに時給1700円とは美味しい!
美味しいけれど怪しい!


でもね、勤務先が新宿の高層ビルのてっぺんなんです。
いかがわしいレストランの訳がないでしょ?


ダメ元で電話をかけて面接に行き、高時給の理由が分かりました。
超高級会員制レストランだから。
制服がミニスカートだから。


身長163cm以上の女性しか採用しないそうでしたが、私は身長164cmでギリギリクリアー。
問題はミニスカートでしたが、デザインが可愛いし超ミニスカでもなかったので目を瞑りました。


時給1700円+夕飯付きですよ。
高級レストランの夕飯が無料なんて嬉しい!
女に生まれて良かった!


18時から22時までウエイトレスのバイトが始まりました。
料理を運ぶだけで時給1700円ですからね、お客様の払う金額には目が飛び出しましたよ。


そこはランチもやっているのですが、ランチの1番安いコースで5千円。
ディナーは倍以上でございます。


ある日のバイト中、私はジッと私を追いかけている視線に気がつきました。

それは、スーツを来た20代後半位の1人で食事をしている男。
手招きをされてその男の人のテーブルに行くと名前を聞かれたの。


私「松井です」


男「松井さん、君に一目惚れをしました」


は?


私には彼氏がいるし、こんなチャチな口説き文句に引っかかる程ウブでもなかったので、ペコリと頭を下げてテーブルから離れました。


普通はこれで終わる話。
けれど、この男は只者じゃなかったのですよ。


心変わり


私には当時1年位付き合っていた彼氏がいました。
バイトの後もよく迎えに来てくれて、家まで送ってくれたりするマメな彼氏だったの。

彼氏がマメだと、愛されている感がありますから他の男性に目がいったりしないもの。
一目惚れしました!なんて言われても、ドキドキもしない。


それなのに私は転びました。


だって、あれから毎日レストランに来るんだもん。
一ヶ月も毎日通ってくる男がいれば、スタッフ全員の注目の的ですよ。


「松井さん、凄いの捕まえたね」


スタッフにそんな言葉をかけられて、「捕まえていませんっ!」と叫んだり。


その男は来る度に私を呼んで「好きです」と言って食事をして帰って行く。
たまにプレゼントもくれました。
私はウエイトレスだから席にもつかないのに、毎日毎日来るの。


一ヶ月も通われれば可哀想になってくるので、私は彼氏がいることを告げました。
それでも、そいつはめげなかった。
毎日来る。


毎日来れば、多少なりとも会話をする。


「今日は仕事が大変だったけれど、君の顔を一目見たら疲れが吹っ飛んだよ」


「君が休みの日は来ないからシフトを教えて欲しい」


ある日は私が仕事が終わる5分前の9時55分に現れてニッコリ。


「良かった、会えた」


5分だけ私を見るためにレストランに来て注文。
いじらしい。


お茶位付き合ってあげようかなと思ってしまいました。
幸い、バイト先のビルの中にはお茶を飲めるラウンジがありましたから。


この人、見た目も悪くなくて毎日レストランに通ってきても気持ちが悪い印象を受けなかったんです。


お茶だけという約束をして、はっきり彼氏がいるから諦めて貰おうと言うために、私はバイトの後に会うことにしました。


ラウンジに行くと、ニコニコと嬉しそうな顔の男が立ち上がって手招き。
この方、育ちが良さそうな紳士的対応をしてくれます。
すぐに名刺をくれました。


そして私が彼氏がいるからと話すと、「分かりました」と言いながら「今度の日曜日は暇ですか?」と。


は?


なんでも先輩と同伴で競馬場に行く約束をしたので、自分は彼女がいないからその日だけ付き合って欲しいと頼まれたのです。


競馬場といってもロイヤルボックスという席で、普通の人は入れないし、私は馬券を買わなくていいという条件。


馬券は選んでいい。
1レース千円まで買ってあげる。
当てたらあげる。
競馬が終わったらすぐに帰っていい。


ここで何万円でも馬券を買ってあげると言われていたら断っていたと思う。
千円なら可愛い。


競馬場に行ったことが無かった私はその提案にのりました。
チョロい私。


当日、レクサスに乗っているその人の運転で競馬場へ。
ロイヤルボックスの豪華さにもビックリしたのですが、1番ビックリしたのは先輩の彼女です。


「初めまして」


微笑む姿は気品に溢れ、仕草も優雅で同性でもウットリする程の素敵な女性。
こんな女性が競馬を?


「私の父が競馬を少々やりますの」


この話し方!
庶民の私とは別世界の女性です。


私が想像をする競馬って「まくれー!いけー!」と酔っ払いが競馬新聞を握りながら叫ぶイメージ。
競馬のイメージは悪かった。


しかし、競馬をしていると言うことは恥ずかしいことじゃないんだわ。
「父が少々」と言えば高尚な趣味に思える。


私は今まで会ったことも無いような気品溢れる素敵な女性のファンになり、憧れました。
こんな女性になりたい。


ロイヤルボックスでお茶を飲みながらのレース観戦は、私の中の何かが壊れたの。
何かは天秤。


彼氏とその気品溢れる女性を天秤にかけると、その女性の方に傾く天秤。
そうなると、彼氏と毎日通う男を天秤にかけると彼氏の天秤が上へ。

混乱して天秤が壊れ、思考が滅茶苦茶になり、流れに乗ることにしてしまう。


数千円だけ勝った競馬の後、私はすぐに帰らずにその方達と食事へ。


「また会って貰えますか?」


そう聞かれて頷く私は、彼氏と別れようと決めてしまいました。


修羅場


別れ話があっけなく終わったのにはビックリです。
好きな人が出来たと言う私に、彼は「分かった」と落ち込んで「旅に出る」と言いながら去って行きました。


次の日にメールが来て、有給をとってオートバイに飛び乗りマジに旅に出たことを知りました。
呆気ない別れ話だったけれど、晴れて自由になった私。


新しい彼氏は例の毎日レストランに通ってきた男性です。
彼氏と別れたことを告げると「親に紹介したい」と言われました。


えぇー!


この時点でまだキスも何もしていなかったんですよ。
それなのにもう親に紹介するものなのでしょうか?


これが私の知らない別世界のやり方なのかも。
私は必死で服を選んで彼の実家に向かいました。


そこには白亜の豪邸が!
彼の両親もあの彼女に負けず劣らずの気品の持ち主。


私の頭の中には「玉の輿」の文字が点灯をし始めたのです。
彼の部屋に案内をされて、2人きりになっても手も握ってこない紳士な彼もいいかもとルンルン。


しばらくして彼にバイトを辞めて欲しいと言われて、何の抵抗もなく辞めました。


デートは今まで行った事が無い素敵なレストランやS席での観劇。
彼の友達や会社の人にも紹介され、楽しい毎日と玉の輿を夢見る私。


そんな楽しい毎日は長くは続きませんでした。
元彼が旅から帰ってきて、私の家の前に現れたのが別れてから1ヶ月ちょっと過ぎた頃。


元彼は新しい彼氏と話したいと言うの。


ああ、簡単に別れてくれたと思った私が甘かった。
それにやつれた元彼が可哀想に思えて、ハッキリ「帰れ!」と言えない私。


本当に嫌だったら警察でも呼ぶパターンですよね。
私はきっと嫌じゃなかったんだわ。
もしかしたら待っていたのかもしれない。


私は彼に電話をして、元彼が話したいと言っているからと電話を代わりました。
そこからが修羅場(笑)


俺の女に手を出すなよっ!


殴らせろっ!


ひぃぃぃ。


怒鳴りまくる元彼にビビる私。
電話を返してもらうと、彼もビビっていました。


「君の前の彼氏はやくざ?」


違うっ!


「普通の人はこういう電話をしないよ。
変な男と付き合っていたんだね?
いきなり怒鳴る人は普通じゃないよ」


彼の住む世界の人達にはいないかもね。
でも、好きな彼女を盗られたら逆上してくれる方が嬉しいかも。


1歩間違えるとストーカーになってしまうけれど、私は簡単に私を忘れなかった元彼の行動に気持ちがザワめいてきちゃった。


そして、何故か私に電話で説教をしてくる男にムカついてきちゃった。


ここでまさかの心変わりセカンド


そういえば「君に俺以外の好きな男ができたら、そいつを殴ってやる」と言っていた元彼。
有言実行だわ。


「どうしよう」


私がそう聞くと彼は


「僕の電話番号を教えないで。
君の前の彼に会うつもりはないから」


という返事。


また天秤が揺れました。
コイツは私のために殴られたくはないんだと思った途端、潮が引くように気持ちが冷めてきたの。


「じゃあ、もうサヨナラ」


気がついたら、私はそう言って電話を切っていました。
そして、彼に抱きつくという少女漫画のような展開をしてしまったのでございます。


それが今の主人ね。


まとめ


私の玉の輿の夢はあっという間にパー!
多分あのまま付き合っていても続かなかったでしょうね。


あの後、バイトも辞めていたので彼とは2度と会うこともありませんでした。


彼も私も一時的にのぼせていただけ。
その証拠にキス1つしなかった不思議な1ヶ月の交際でした。


悔しいのはあんなに美味しいバイトはもう無かったこと。
元サヤにおさまってからは、焼き鳥屋やファーストフードでのバイトをしていました。


彼のことを思い出したのは、ある恋愛小説を読んだことから。
そこにこう書いてあったの。


男性は恋をして手に入らなかった女性を忘れない。


ふふっ。
あの人、もしかしたら一生私を忘れないでいるかも!
わりと綺麗な思い出だわ。


私は打算でちょっと転びましたが・・・・・・


オホホホホ


rarasongjing.hatenablog.com

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