ららの紙モノ屋

紙モノ屋を始めました

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江戸時代はマグロが捨てられていた!トロはズルズルだった!

江戸時代中期まではマグロはシビと呼ばれ、縁起の悪い魚として嫌われていた。
すぐに腐るし干すと身が固くなるし、塩漬けにすると食感がかなり落ちることから江戸時代では最下層での食べ物だった。
しかし、そこまで嫌われていたマグロを救うスーパーヒーローが現れたのです。
マグロ好きな美女(みめい)がマグロのスーパーヒーローについて書きます。
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寿司は保存食だった

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■目次

 ▶華屋与兵衛
 ▶江戸三鮨
 ▶華屋与兵衛とかっぱ寿司
 ▶まとめ
 

華屋与兵衛

元々寿司は保存食であり、魚を発酵する為に米を使用していたので酢飯は捨てられていました。
酢飯を食べるようになったのは室町時代以降。

また醤油の流通は江戸時代中期から。
そして今や寿司に欠かせないワサビを寿司に使用し始めたのも江戸時代中期から。

酢飯、醤油、ワサビ、この3つに目をつけたのが華屋与兵衛という人。
この人こそ日本の寿司の開発者といっても過言では無いのです。
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華屋与兵衛ミツカンの創業者と親交があり、酢飯の研究に力をいれていました。
冷蔵庫が無い江戸時代、最初は魚を塩と米で発酵させて保存食としていたのですが、この方法を見直していったのです。

また当時は蕎麦の薬味くらいにしか使用されていなかったワサビに目をつけて魚との相性が良いことを発見。
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更に江戸時代中期には脂っこさに慣れていなかったが故に嫌われていたマグロを醤油で漬けることを考案。

マグロ漬け寿司が出来上がったのです。
この時の華屋与兵衛が売っていたお寿司は、オニギリ位の大きさで江戸の手軽なランチとして一躍大ブームになっていきました。

華屋与兵衛はお寿司が売れる場所に次から次へと移動する移動販売を始めて、名を知らしめていきます。

この時代では、キュウリは黄色い時期に食べるという習慣があったのですが(黄色からキュウリと呼ばれていたとか)、緑色になったキュウリを酢飯と海苔で巻くという発想をしたのも華屋与兵衛だと言われています。
かっぱ巻きですね。

大きさも味も現代のお寿司とは全然違うのですが、華屋与兵衛の功績は偉大です。

しかし、後に投獄されてしまう。
それも寿司が理由で。

江戸三鮨

押し寿司が普通だった江戸時代中期に握り寿司の大ブーム。

その頃はパクリに対する法律や取り決めなど無かったので、パクリ放題。
「元祖握り寿司」などという華屋与兵衛の寿司をパクった移動販売の屋台が沢山出てきました。

また、どんどんと高級になっていったのです。

そして有名になっていった寿司屋が三つ。
江戸三鮨と呼ばれるようになった「毛抜鮓」「与兵衛寿司」「松が鮨」
http://笹巻けぬきすし総本店 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2丁目12 03-3291-2570 https://g.co/kgs/XqAtPW

ちなみに毛抜鮓は今でも東京神田で営業をしています。
魚の骨を毛抜きでとるような繊細さから毛抜鮓と呼ばれていたという説がある笹で巻かれたお寿司。
食べてみたいです。

松が鮨は当時の超高級寿司屋。
玉子は金のよう魚は水晶のようだと詠われて、寿司桶にも見事な細工を施して目の玉が飛び出る程の値段で販売されていました。

この江戸三鮨と呼ばれていた三つの寿司屋の戦いが切って落とされ、終焉するまではあっという間のこと。

天保の改革による贅沢禁止令でアウトっ!
松が鮨は勿論、華屋与兵衛までアナゴを寿司に使っていたということで逮捕されてしまいました。

華屋与兵衛かっぱ寿司

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アナゴを庶民が食べるなんて生意気だ!
そういうことなんでしょうか?
華屋与兵衛はアナゴを使用したばかりに投獄されてしまったのです。

アナゴといえばサザエさんに出てくるアナゴさんが27歳ということにもビックリですよね。

寿司を必死に考案してくれた華屋与兵衛、ありがとう。
貴方のおかげで今のお寿司があるのかも。

今のお寿司・・・・・・かっぱ寿司とか。

そうか、あれは贅沢禁止令を恐れての営業なのかもしれませんね。
庶民の味方、かっぱ寿司

キュウリ一本で河童を地下で労働に使い、安くお寿司を提供してくれている訳ですよ。
かっぱ寿司美味しいよね、マヨコーン軍艦とかハンバーグ巻きとか・・・・・・。
ラーメンもあるし・・・・・・。

華屋与兵衛の苦労を生かしているよね・・・・・・。

まとめ

日本の寿司のスーパーヒーローについて理解していただけましたか?
華屋与兵衛の伝説はまだまだあるのですが、偉大な人です。

そしてトロについて。
トロという呼び方は昭和に入ってからなんですよ。
脂っこさに慣れていなかった日本人には不人気で「ズルズル」と呼ばれて犬や猫の餌にされていたんです。

今や高級寿司ネタのトロがズルズルだったなんて衝撃の事実!

それでは一目で良い寿司屋見分け方法を1つ教えましよう。
暖簾がボロボロのお店が良いそうです。
しかし、お客様が全員モヒカンの場合は目安になりませんね。
最近は店主が暖簾を行ったりきたりしてボロボロにする暖簾ボロボロ詐欺にも注意です。

最後に寿司屋を業界用語で何と言うか知っていますか?

「シースー」です。


おほほほ


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