【女の復讐】ムカつく女を潰す方法!それは偶然が重なっての幸せ
ムカつくっ!
「カップ麺を食べたことが無い」って勝ち誇って言う女。
笹塚に住んでいるくせに「下北沢に住んでいるの」って言う女。
「私ってかなり若く見えるらしくてー」
全然若く見えないのに自己アピールをしてくる女。
だいたい初対面で年を聞かれ
「いくつにみえます?」
これ。
質問に質問で答えるアンサーザクエスチョンはイライラする。
「いくつにみえます?」の返答は、見える年齢より若く言わなければならない法則がある。
それはお世辞なんだー!
会社の友達の結婚式で「いくつにみえます?」をやっていたのは沙織(仮名)。
30歳を過ぎている彼女を見て、空気を読んだ男は偉い。
「25歳くらいかな」
君は勇者だ。
しかし愚者でもある、やり過ぎはよくない。
あれから沙織は「私は25歳に見えるのよ」って言うようになったから。
罪は重い。
死刑かもしれない。
集まった同じ年齢の女性達に「○○さんの後輩?」
という質問がきた時、彼女が得意気に言ったセリフは語り草になっている。
「私がいるとねー、みんな若く見えるから」
バーカ、バーカ。
笹塚に住んでいるくせに沙織は絶対に笹塚の地名を出さない。
「下北沢に住んでいまーす」
これを聞く度に近くにいる女性達の顔が般若になる。
「笹塚だよね、笹塚に住んでいるよね」
これが心の声。
「趣味はガーデニング」
沙織はしれっと言う。
庭が無いのにガーデニングなんだな、これが。
ガーデンって庭のことじゃないの?
何故かカップ麺の話になったとき。
「私ってカップ麺を1度も食べたことがないんです。
食べてみたーい」
食えよっ!
なんならその口にカップヌードルを突っ込んでやろうかっ。
近くにいる女性達の血中濃度が上がったのは言うまでもない。
目を瞑って1から10まで数えたりした女性もいたそうだ。
限界は近かった。
ムカつく!
自分の悪口を言われているわけでも、自分に被害があるわけでもないけれどムカつく。
沙織は嘘を言っているわけでもない。
若く見えると言われたこと、頑張れば下北沢から歩ける自宅、家の玄関前に鉢植えが置いてあること、全てが嘘ではない。
もしかしたら本当にカップ麺を食べたことが無いのかもしれない。
だけど、食べたいなら食べればいいじゃないか。
ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
ムカつく女への復讐
スポンサーリンク同性に嫌われる女
落ち着くためにトイレに向かう私達。
合言葉は決まっている。
「ムカつく!死ねばいいのに」
この場合のムカつくとはイライラするようなムカつきじゃなくて、体温が一気に沸騰するような熱いムカつき。
死ねばいいのには、殺したくはないけれど今すぐ消えて欲しいような気持ち。
同性に嫌われる女の手本。
そんな沙織はリアクションが大好き。
「凄いねー」
という言葉が大好き。
いつの間にか沙織以外の女性達はリアクションをしない同盟を組んでいた。
沙織以外は固い友情で結ばれていたのであります。
けれど結婚式あたりは沙織を知らない男女も来ているから困るよね。
沙織のセリフは聞き飽きていても、他の人達のリアクションは頭にガンガン響いてきてしまう。
久しぶりに聞くと強烈。
「凄いねー」
「いい所に住んでいるんだね」
「ガーデニングなんてお洒落」
「カップ麺を食べたことが無いなんてお嬢様?」
きぃぃぃっ!
結果、いつものメンバーは体温上昇して虫の息になってしまった。
みんな回復の呪文を唱えているはず。
ホイミならぬ
相手をしたら負け
面倒くさい人にはかかわらないのが1番。
しかし、このままでいいのか?
私達リアクションをしない同盟は、このままだと誰かがキレてしまうかもしれない。
私だってキレてしまいたい。
相手をしたら負け
「笹塚だよね?
下北沢より笹塚の方が近いよね?」
こう言ってしまえればっ!
どんなに気持ちのいい気分になるんだろうと、うっとりと考えてしまうのよ。
きっとその快感はエクスタシー。
言いたい。
快感を味わいたい甘い誘惑。
誰がどこに住んでいようがいいんだけど、沙織だけは許せないっ!
これが同性に嫌われる女への気持ちなの。
こんな細かいことが積み重なって嫌われる人っているのよ。
けれど、相手をしたら負け。
沙織の「やだー、怖い」が出るだけ。
あいつは言い返されるとこう言うのだ。
ちなみに「怖い」は沙織の決めゼリフ。
「○○君が私ばっかり見ていてこわーい」
「○○君に飲みに誘われちゃった。
こわーい」
怖いのはお前じゃ。
自意識過剰女の「こわーい」が怖い。
さて、ムカつく以外に被害が無い女への対処法は無いのでしょうか?
私達リアクションをしない同盟はその結婚式二次会にて生まれ変わりました。
リアクションをする同盟へ。
ムカつく女を潰す方法
ムカつく女を潰す方法。
それは違う女を褒めること。
決して虐めではない・・・・・・・・・・・・よね?
下北沢に勝てる場所に住んでいる人はいないか考えた。
私は練馬だから即自爆。
決して卑下しているわけじゃないけど、練馬区はお呼びではない。
仲間内には渋谷区がいるけど微妙な初台。
あとは中野区(永福町)と足立区。
無理だ。
若い女性を褒めることにした。
本当に若い後輩を呼んで「若いね、可愛いね」
しかし、これは後輩が25歳だったことにより失敗。
沙織は同じ年齢に見えるかなぁってニンマリ。
ぐふっ!
みんなが血を吐いた。
ような気がする。
カップ麺だ、カップ麺を食べたことが無いに匹敵するセリフを言わなければ。
思いつかなかった。
ガーデニングもマンション住まいじゃ無理。
どうする、リアクション同盟。
リアクションをしたいのにネタがない。
諦めムードの中、沙織がイケメンと話をしていることに気が付いたの。
あれは新郎の友人。
不動産屋。
カッコイイ長身のイケメン社長。
私達は口々に彼を褒めてリアクションをした。
同時に沙織のことも褒めてリアクションをした。
くっついてしまえ。
そこそこ美人な沙織とその不動産屋社長が本当にくっついてしまったから面白い。
ムカつく女を潰す方法 その2
変な男とくっつける。
私達は新婦とも仲が良くて、その不動産屋の男のことを聞いたことがあったのです。
「彼の友人にイケメンで仕事もできて会話も面白いのに残念な男がいる」
この話のとき、沙織はいなかった。
何が残念かというと・・・・・・。
彼は相当速い男だという。
足が早いわけじゃない。
手が早いわけでもない。
あっちの話。
1分ももたないことを悩んでいるという。
愛があればきっと問題ないこと。
私達の熱は下がった。
速い男と沙織が幸せになれることを祈りながら、みんなが幸せになったのです。
まとめ
女って怖いって話。
人の不幸は蜜の味といいますが、人の不幸を願っているわけじゃないんですよ。
たまたま沙織が気に入った男と仲良くなれたってだけよ。
ちょっと手伝っただけ。
ふっふっふ。
速い男が好きな女性もいるらしいし(淡白な女性は速い男が好きらしい)、後のことは知らない。
イケメンな社長と付き合えたって自慢されても、ちっとも羨ましくないって凄い!
幸せになって欲しいと心から思っています。
おほほほほ
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