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【江戸時代】お江戸吉原 金持ちの喧嘩!稼いで人気者になった紀文

楽してお金を稼ぐと嫌われますよね。
苦労してお金を稼いでも、見せびらかしたり自慢をすれば嫌われます。
稼いで人気者になってモテモテになるにはどうすればいいのか?
江戸時代のお金持ちを比べてみましょう。
金持ち同士の戦いに笑ってください。
美女(みめい)は紀伊国屋文左衛門の子供っぽさと大人の魅力に惚れました。
紀伊国屋文左衛門が銭を投げる絵↓
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稼いで使え!

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■目次

 ▶金持ちの喧嘩
 ▶紀伊国屋文左衛門
 ▶吉原御免状
 ▶まとめ
 

金持ちの喧嘩

お金をばらまいている人がいたらどうしますか?

ほーら!ほーら!
お金ばら撒くよー!

貧乏人なら間違いなく拾いにいっちゃいますよね。
拾いますよ、そりゃ。
人を押しのけても拾うでしょ(笑)

お江戸吉原でお金のばら撒き合戦をしていたアホが2人います。
実はアホじゃなくて計算ずくだったのですが、説明は後ほど。

金持ち2人のお金を使った喧嘩に刮目せよ!

①みかんと塩鮭と材木で儲けた紀伊国屋文左衛門
紀州の文左衛門だから紀伊国屋文左衛門ということです。
紀文と呼ばれていました。

②紀文のライバル奈良屋茂左衛門
代々続く奈良屋の当主 材木商人
通称 奈良茂(ならも)

この2人、お互いに材木で儲けた大金持ちです。
何かというと吉原で競って銭をばら蒔いていたお大尽。

ある日奈良茂が吉原で雪見の宴をするために、遊女を沢山はべらせながら信濃屋の道に囲いを作っておりました。

通行止めをしたりキャッキャッと騒ぐ女性達と派手な宴の支度に誰もが目を奪われ、その噂は紀文の耳にも入ってきました。

奈良茂のヤロー!通行止めとは迷惑なことをしていやがる。

ここは奴をこらしめてやらんとな。
紀文は樽に銭をたんまりと詰めて信濃屋へ。

銭まくよー!拾ってー!

雪見の宴はお金を拾う人達で滅茶苦茶に!
紀文がこの時ばら蒔いたお金は300万円とも3000万円とも伝えられています。

頭にきたのは奈良茂。

おのれーっ!紀文めっ!

雪見の宴を台無しにされてこのままでは腹の虫がおさまりません。
奈良茂は番頭に言いつけて「伽羅」を持ってこさせて焚き始めました。

「あら良い香り」

「流石は奈良茂、高級な香木を惜しげもなく焚いてくださる」

雪見の宴は一転して香木の宴へ。

ふおっふおっふおっ。紀文め、参ったか!香木は持っておらぬだろう?

奈良茂が勝ち誇ったのも、高価な香りに吉原が包まれたのも一瞬でございました。

今度は強烈な臭いが漂ってきたのです。
吉原に広がったのはクサヤの煙と臭い!

紀文が人を使って大量の七輪で大量のクサヤを焼き始めて、焼けるそばから配っていきました。

「これはこれは。
紀文様はオカズをくださるんですね」

ご飯のオカズをばら撒き始めた紀文に人だかり。
奈良茂の焚いた家伝の伽羅の香りも吹き飛んでしまいました。

おのれーっ!紀文めっ!

ええ、戦いは続きました。
その後に吉原で月見の宴を用意していた紀文のところに奈良茂からのプレゼントが届くのです。

「紀文さーん、宅急便でーす」

そのプレゼントは巨大なお饅頭。
紀文がいたお店の入り口からは、とてもとても入らない程の大きさ。

入らないと思っていたら、いきなり入り口をぶっ壊してお饅頭が紀文の元に届きました。
入り口をぶっ壊す巨大なお饅頭にびっくりした紀文。

紀文ちゃん、お饅頭食べてね

壊れた入り口はすぐに奈良茂が雇った大工が沢山現れてあっという間に直されました。

巨大なお饅頭を割ってみたら中にはぎっしりと小さなお饅頭が詰まっていたそうです。

おのれー!奈良茂め!

この時に奈良茂が巨大なお饅頭を作るためにかかった費用が140万だとか200万だとか。

まだまだ戦いは続きます。
しつこいですね、この2人(笑)

目当ての吉原花魁のためにお江戸中の蕎麦を買い占めて自慢をしていた奈良茂の元に紀文からプレゼントが届いたんですよ。

奈良茂ちゃん、この前はお饅頭ありがと

それは上品な蒔絵が施してある重箱でした。
ついに紀文も懲りたのかと喜んで蓋を開けた奈良茂の前に沢山の豆蟹が躍り出てきたのです。

わー!わー!

部屋中を蟹が動き回りパニックに!
よく蟹を見ると、全部の蟹の甲羅に蒔絵が描かれていたのです。

おのれーっ!紀文め!

この2人、吉原で女性の取り合いもしています。

奈良茂が惚れて通っていた吉原1の美女、三浦屋の几帳という太夫。
それはそれは美しく会話も楽しくて教養もある吉原きっての人気者、几帳を巡っての散財合戦。

紀文は4回も大門を打って(吉原貸切)、馴染みの女性以外は自由にしていいよーと粋な男をアピール。

しつこく通っていた奈良茂より粋さを見せ付けて、まんまと几帳の身請けをしてしまいます。
奈良茂はイマイチ人気が無かったんですよ。
勿論大量の身請け金を払って、几帳の身請けは歌にまでなりました。

惚れた女性にフラれたからという理由だけじゃないでしょうが、奈良茂は35歳で死亡(他説有り)。
その死には様々な噂が伝えられています。

遊び過ぎたから、女にフラれたから、人を騙して儲けた呪いなのではないかとも。
この紀文との戦いの詳細は不明ですが、奈良屋茂左衛門という人の文献は残っています。
だから実在の人物なんです。

紀伊国屋文左衛門

紀伊国屋文左衛門といえばみかん。
当時のお江戸でのみかんは、お祭りにも使う大切な果物でした。
それなのに、ふいご祭り(鍛冶屋の神様を祝う祭り)に使うみかんが無い!

紀州ではみかんが豊作でしたが、海がしけていて船が出せずに運べない状態。

江戸にみかんを運べば大儲けだ!

命をかけてみかんをお江戸に運ぼうという紀文の心根に打たれた仲間も集まりました。

いざ!荒れ狂う海へ出発!

何度も死にそうになりながら、みかん船は到着したのですよ。
この様子は当時のお江戸で流行歌になり、その後もかっぽれになって語り継がれました。

沖の暗いのに白帆が見える
あれは紀の国みかん船

紀文はお江戸のヒーローとして、歌を口ずさまれて人気者になりました。
みかんで大儲けをして、帰りの船には塩鮭を沢山詰め込み、風邪が流行っていた大阪で塩鮭を売りまくりました。
「塩鮭を食べれば風邪が治る!」
こんなキャッチコピーで塩鮭でも大儲け。

歌とかキャッチコピーとか、運と宣伝の力と情報操作の才能を持った男ですね。
お江戸では小さな子供から年寄りまで、紀文のみかんの歌を口ずさんでいたそうです。

そして
次は材木だーっ!

お江戸では火事ばかりおきていたので、大工と材木屋は大忙しなんですよ。

紀文は、吉原で銭をばら蒔いて金持ちアピールをしたり、役人に莫大な賄賂を贈り(柳沢吉保や荻原重秀など)上野寛永寺根本中堂を造営するときの用材を一手に引き受けて幕府御用達の材木商人となります。

これで儲けた金額が500億円。
金持ちアピールをすることで、お金持ちだという安心感を仕事相手に知らせていたようです。
この人になら任せて大丈夫だと。

紀文は寺や神社へも寄付を惜しみなくして、吉原では豪遊し、役人には賄賂と付け届けを繰り返し、銭をばら蒔きまくって庶民の憧れのヒーロー、人気者になったのです。

最後は財産を全て火事で無くした、隠居して静かに暮らした、惨めに暮らしたなどの説があります。
紀文の文献は殆ど無く、架空の人物ではないかともいわれています。
逸話が沢山ありますからモデルがいるのかもしれませんね。

吉原御免状

お江戸吉原には沢山の伝説があり、現代日本からは考えられないような街。
もっと吉原の逸話や歴史を知りたいならこの本が面白いかもしれません。

吉原御免状 (新潮文庫)

吉原御免状 (新潮文庫)

週刊誌連載中から大反響を呼んだ「吉原御免状
廓の歴史、本当に苦界だったのか、遊廓開設の謎が独特で説得力があります。

時代小説好きなら間違いなく虜になるんじゃないかな。
主役が宮本武蔵に育てられた青年剣士。
武蔵の遺言で吉原に来るのですが、そこからストーリーが始まります。

まとめ

お江戸吉原、女性にとっては悲しい街なのかもしれません。
男と女の色と欲の街。

吉原貸切をした人は紀伊国屋文左衛門ただ1人です。
お祭り騒ぎだったんじゃないかな。
ちょうどライバルもいて、目が離せない感じですね。

みかんで儲けて一躍スターへ!
凄い人です。
喧嘩の仕方も半端ない(笑)

架空の人物だとしてもお墓がありますよ。
東京江東区深川にある成等院。

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儲けてスターになりたい人は是非墓参りを。
儲けたらパーっとばら撒いて下さいね。
拾いに行きます。


オホホホ


rarasongjing.hatenablog.com
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