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【いも餅 】おばあちゃんを思い出す北海道の素朴な料理

急に子供の頃に食べていた料理を思い出して、無性に食べたくなる時があります。
北海道出身だった私の母の母、つまりお婆ちゃんが作ってくれた料理を思い出すと切なくなってくるの。


かつて東京では殆ど見ることが無かった「いも餅」がそれ。


今ではファーストフード扱いになって、コンビニのショーケースにもあるからビックリ!
デパ地下では1つ200円で販売されていてぼったくりかと笑ったこともありました。


でもね、私のお婆ちゃんが作ってくれたいも餅とは味が違いました。


北海道も広いしその地方や家によって味が違う。
また、今風にアレンジされている。


私が食べたいのはそのいも餅じゃないっ!
お婆ちゃんが作ってくれたあの味のいも餅が食べたいの。


自分で作るしかないですね。
幸い作り方は簡単。


早く食べたかったから手抜きバージョンでの作り方を書きます(笑)
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いも餅のレシピ

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■目次

 ▶いも餅の作り方
 ▶北海道料理
 ▶まとめ
 

いも餅の作り方


用意するものの1番目はじゃがいもだと思うでしょ?
うふふ。


じゃがいもは使いません。
だって皮を剥いて茹でて潰すのに時間がかかるじゃないですか。


お婆ちゃんが最後に作ってくれたいも餅も本物のじゃがいもを使っていなかったわ。
遺伝の手抜きバージョン!

用意するものは


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The じゃがいもの粉(マッシュポテトの粉)
片栗粉

お湯



作り方


じゃがいもの粉にお湯をかけて、マッシュポテトにしましょう。
ほくほくのじゃがいもを潰した感じになります。




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そこに小さじ1杯の塩とマッシュポテトの3分の1の量の片栗粉を投入。
北海道はわりと味が濃いの。
私は少し多めに塩を入れました。



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手でひたすら捏ねてください。
よく捏ねれば味が違う!
美味しくなるの。




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本物のじゃがいもを使うときは、電子レンジを使っちゃダメ!
鍋で茹でるか蒸して。
電子レンジを使うと味が落ちます。


一生懸命捏ねたら油で揚げるのがうちのお婆ちゃん流。
しかし、フライパンに油をひいて焼いても味は変わらなかったわ。




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急いで作ったから形がイマイチですが、不格好なのもお婆ちゃんのいも餅直伝。


味付けは塩だけだから、じゃがいもの味が引き立つのよ。
出来たての熱々をそのままいただきます。



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これ。
この味。
変な味付けをしない素朴な味が美味しい。



素朴な食べ物


素朴な食べ物が食べたくなるときってあります。


北海道では長い間お米が作れなかった。
麦とかあわとかヒエを主食にしていた時代、じゃがいもで作るいも餅も主食扱い。


私のお婆ちゃんは大正生まれ。
まだ電気やガスが無い時代に囲炉裏でいも餅を焼いて食べていたのです。


貴重な食べ物だったんですよ、いも餅は。


お婆ちゃんは作ったいも餅をスープに入れたり、白玉の代わりにお汁粉にも使っていました。


お婆ちゃんが作ったロールキャベツの中身はマッシュポテトとサーモンが入っていてビックリしたことも覚えています。


北海道はじゃがいもと鮭!


三平汁もよく作ってくれました。
鮭の頭を使うの。
なかなか鮭の頭が手に入らない今は作れないっ!


それでも魚屋さんに頼んで鮭の頭を仕入れて貰って、作ったことがありました。
酒粕と塩だけで味付けるのが北海道小樽出身のお婆ちゃんの味。


お嫁にきてから作った三平汁は大不評でございました。
美味しく出来たのよ、お婆ちゃんの味そのまんまに。


しかし、食べ慣れていない主人と主人のお母さんは
1口食べてウゲッ!


生臭いだの、不味いから二度と作るな!とも。


私はこんなに美味しい三平汁の味が分からない東京人を可哀想に思ったの。


二度と作るな!なんて言われたし、鮭の頭が手に入らないからマジにあれから作っていません。
食べたいなー、三平汁。



あと、べこ餅。
これは和菓子屋さんで売っているお店があって嬉しくなりました。
お婆ちゃんがほんの数回だけ作ってくれた懐かしいお菓子。



子供の頃に食べた懐かしい食べ物を思い出すと切なくなる。


まとめ


お店で売っているいも餅は味付けがしてあります。
醤油と砂糖とバターかな?多分マーガリン。
凄く安っぽい味になっていて、あれはいも餅じゃないっ!


インスタントの粉を使って作った癖にと突っ込まれそうですが、あのマッシュポテトの粉は超優秀です。


カルビーのマッシュポテトの粉はお湯で戻しても粉っぽくならないの。
マッシュポテトやポテトサラダを作るのにも重宝します。



うちの主人も息子も、いも餅のことを「じゃがいもっ!」と言って「それより肉が食いたい」などと素朴な良さに理解が無いのですが、娘はいも餅がお気に入り。


きっと娘は私と同じように大人になってから思い出すはず。


女性向きなのかもね。
女性は芋が好きなのよ。


芋の記事を書いていたら、今度はさつまいもが食べたくなりました。
蒸し芋が素朴でいい。
戦時中の貴重な食べ物。


たまには質素に素朴にいきましょう。


おほほほほ


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