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かっこいい女性に憧れて目指したのは黒革の手帳の米倉涼子!今日から米倉涼子

「カッケー!」
美貌の悪女が身体を使わずに男を騙して大金をゲット。
けれど、自分のために全てを投げ捨ててくれる素敵な男性もいる!

なんてかっこいい女性なんでしょ!


こういう女性になりたい。
私も女性から憧れられるようになりたい。


キモい男と寝るなんて女がすたるわ。
どうせなら、やらずぼったくり!


これだ!


黒革の手帳米倉涼子は美女(みめい)のバイブルになりました。

当時の私の友達連中もみんな同意見だったんですよ。
そして黒革の手帳ごっこが流行ったのです。


一般女性の黒革の手帳ごっこ、今思い返しても楽しかったー。
黒革の手帖 Vol.1 [DVD]

悪女

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■目次

 ▶にわか米倉涼子
 ▶黒革の手帳ごっこ
 ▶悪女として成功するにはお店をもたなきゃ
 ▶まとめ
 

にわか米倉涼子


いくら憧れても私は米倉涼子ではありません。
第1の問題がこれでした。


悪女をやるからには美貌の女性じゃなきゃダメなんですよ。
ブスじゃダメ、絶対にダメっ!


これね、余程のブスやデブじゃない限りは何とかなります。
大事なのは雰囲気だから。


髪型とメイクと服。
思い切ってストパーをかけ、目はカラコンにつけまつげ。
服は安くても高そうに見えるものでコーディネート。


遠目に見れば(100m離れれば)、米倉涼子の出来上がりです。


最後は思い込みっ!
為せば成る。
米倉涼子と言えば米倉涼子になる。


かなり無理がありますが、私も友達連中も米倉涼子になりました。


次は騙す男を見付けなきゃ。


黒革の手帳ごっこ


私の武器は脚。
脚が長いの。
これ、自慢です。


私の友達の武器は胸。
巨乳です。
ユッサユサなんです。


もう1人の友達の武器は若さ。
21歳の天然。
サラサラの腰まである黒髪が魅力的。


3人で街を歩けば、遠目にはいい女が歩いているように見えるのです。


私達はとりあえず夕飯を毎日誰かにご馳走して貰おうという計画をたてました。


ミニスカートの私が脚を組み換えれば視線を感じました。
巨乳の友達が上着を脱げば胸元に釘付けになる男性がいます。
若いこは若いだけで注目の的。


視線の相手にニコッと微笑むだけで、相手は近寄ってくるんですよ。
チョロいんだ、これが。


「食事だけなら」


そんな約束で毎日誰かに食事をご馳走になるなんて簡単なこと。


悪い事をしている意識なんかこれっぽっちもありませんでした。
だって「ご飯をご馳走させて」と向こうから言ってくるのですから。


でもね、どんなに豪華な食事を食べても美味しくないんですよ。
やっぱり一緒にいて楽しくなる人と食事をしないとつまらない。
たった1人に3人でご馳走になるパターンに飽きたの。
(1番凄くて1人に7人がご馳走になりました)


そこで、やり方を変えました。
題してわらしべ長者黒革の手帳作戦」に。


金持ちから金持ちや成功をしている人を紹介してもらい、皆で食事会や飲み会やカラオケ!


これ、楽しかったです。


「どの人がいい?」


「真ん中の人はバーバリーのコートを着てる」


「端っこの人はローレックスの時計だった」


後で3人で集まって、キャーキャー言いながらの反省会が開催されるのです。
食事会よりこっちの方が盛り上がる。
黒革の手帳ごっこが1番盛り上がった時。


次はお店をやらせてくれる男性を見付けなきゃ。

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悪女として成功するにはお店を持たなきゃ


黒革の手帳の見せ場は「ママ」と呼ばれるところ。
自分の城を手に入れてこそ、かっこいい悪女です。


そんな理由で「お店をやりたい」と話し始める私達。


案外とすぐに手をあげる男性がいました。


「うちでママをやってみないか?」


こんなにトントン拍子に話が進むなんて!


キャーっ!


やるやる。
巨乳の友達のママ誕生!



しかし、なんか違う。


お店は渋谷でしたが、ほとんど中野区のような辺鄙な場所。
クラブではなくて小料理屋。

ママの時給1500円。
ただのバイトですね。


それでも巨乳の友達は料理が好きだったのでニコニコでした。


「なんか違くない?」


「そうだねー」


黒革の手帳とは違う!
私達はしつこくまだ黒革の手帳ごっこをしていました。


黒革の手帳では日本1のクラブ「ロダン」を手に入れることが目標でしたから、私達も目標を持つことにしたのです。


小料理屋の100m先に、人気のスナック「冷や奴」がありましたから、それを目標にしたのですよ。


「冷や奴を手に入れるのよっ!」


「手に入れてみせるわ、冷や奴!」


今はもう無いから書けますが、マジに「冷や奴」という名前でした。


合言葉は「冷や奴」。
こうなるとギャグですね。


小料理屋も冷や奴も、1年ももたずに潰れました。
巨乳の友達は時給バイトの日払いだったから被害無し。


残ったのは楽しかった思い出。


まとめ


マジにやっていた黒革の手帳ごっこ。
凄く面白かったんですよ。


今思い出しても笑っちゃう。


お前らバカ?
そんな声が聞こえてきますが、最高の思い出なんです。


「手に入れてみせるわ、冷や奴!」


そう誰かが叫んだ時、みんなで吹き出して大笑いしたの。

あの小料理屋は全然流行らなくて、お客さんがいなかったから、もっぱら私達のしゃべり場でした。
楽しかったな。



オホホホホ


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