伝説の生き物
「松井君、伝説の生き物を食べてみたくないか?」
ランチを奢ってくれるという部長に付いてきた私。
また変な事言ってくるなー、と思いながらも頷いてみました。
だいたいオチがみえているけどね。
部長あたりのオヤジのギャグは底が浅い。
はい、会社近くのお寿司屋さん。
回転寿司じゃないお寿司屋さんですよ。
やったねー。
オシボリを貰って、手を拭いていたら部長がまた変な事を言ってきました。
「それにしても回転寿司屋の手を洗う蛇口から出てくるお湯は熱過ぎると思わないか?」
おー!
マジに手を洗って貰おうじゃないか!
そう言い返そうとした時、部長はもう板前さんに注文をし始めた。
「大将、伝説の生き物を巻いてくれ!」
えー!
その注文の仕方は有り?
大将と呼ばれた板前さんは、部長とは顔見知りなのか訳知り顔。
どーん!
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握りますか
伝説の生き物巻きを食べながら、部長が次に何を注文するのかが怖くなってきました。
「大将、ガレージな!」
まぁ、この辺は許すわ。
出てきたのはシャコ。
もう部長なんか無視して、イクラと大トロと数の子を頼んだ私。
調子にノッて、赤貝やウニにボタン海老。
美味しい美味しいと食べている私を睨んで、部長がトドメの注文!
「大将、部下の弱みを握ってくれ!」
さて、そろそろアガリかな(笑)